「先生!人の構築の中身変えまくったらめっちゃ勝てました!」
「なにをしてるだあああああああ」
お久しぶりです、ぱむです。
構築経緯
シーズン序盤からあまり良い構築が組めず苦しい顔をしていたところ、10/13のLouisville Regionalで配信に映っていた追い風+ゲタガメポリ2という並びが素早さ操作という面で常に優位に立てて使いやすそうだ、と思った。
元構築では、追い風役がメガヤンマ、アタッカーがオオニューラとブリジュラス、と対ガオガエン・ドドゲザンがかなり辛そうな上、範囲技がないためかなり使いにくそうだと思い、追い風役をカラミンゴ、アタッカーをガブリアスにした。
しかし、これではあまりにAキュウコンが重すぎるためチョッキガオガエンを採用したのだが、ここでS22最終26位のガチトリルとメンツが完全に被っていることに気づく。
1秒でモロバレルを採用し、出回っているレンタルと配置を揃えて構築が完成した…
個体解説
ガチグマ (ヒンメル)@ かえんだま
テラスタイプ: ゴースト
特性: こんじょう
性格: いじっぱり
223(140)-210(244)-125-58-100-86(124)
からげんき / じしん / ぶちかまし / まもる
相手のこの指に対し、こちらの行動順がポリ2→ヒンメルだとポリ2の行動が無駄になってしまうため、後述のポリ2のS+1までSを上げた。
ここまでSに振るとアシレーヌやニンフィア、ガオガエンなどを抜いているケースが多く、これらを上からワンパンしつつトリルをできると幸せであった。
ガオガエンの蜻蛉返りで場に出すことが理想ではあるが、ガオガエンと弱点が被るポケモンなのであまり無理をせず、盤面や素早さの優位を保ち続けることを優先し、追い風が切れた後にポリ2と並べ、からげんきを受けるかトリルを素通しするかという2択を押し付ける展開も強力であった。
素早さ操作に重きを置いた構築なので、威嚇ループや壁構築がなかなかにきついのだが、そういう時はヒンメルならどうするか考え、第2の特性†心眼†によりからげんきを通し続けることで勝つことができた。
ポリゴン2 @ しんかのきせき
テラスタイプ: ひこう
特性: ダウンロード
性格: ひかえめ
192(252)-90-116(44)-154(116)-123(60)-85(36)
テラバースト / れいとうビーム / トリックルーム / まもる
おそらく全ての対戦で選出したポケモン
自己再生を全然使わなかったため、思い切ってまもるを採用してみたが、これがトリックルームを警戒する相手の猫騙しや挑発、命懸けなどによく刺さり、相手の計算を大きく狂わせる大変よく啜れる技だった。
よく初手に投げる都合、Cが上がるかは相手次第であるため、Cが上がらなくても火力が出せるよう、控えめで採用した。
初手に出てくる相手の60族付近のポケモンのSを確認することで、裏のヒンメルとのS関係を調べることも非常に大切であり、これが行き当たりばったりの立ち回りを避け、勝率を上げることができた理由であると感じている。
やーいおまる
ガオガエン @ とつげきチョッキ
テラスタイプ: ゴースト
特性: いかく
性格: いじっぱり
202(252)-149(4)-128(140)-90-120(76)-85(36)
フレアドライブ / はたきおとす / とんぼがえり / ねこだまし
Aキュウコンが重かったため採用したが、あまり解決にはならなかった。
しかし、威嚇+チョッキによる対面性能の高さや、フレドラはたきによる削り性能、ポリ2とSを揃えたことによる相手のS確認、とかなり役割が多く信頼して選出していた。
特に語ることはないかなり強いポケモン
モロバレル @ ゴツゴツメット
テラスタイプ: みず
特性: さいせいりょく
性格: ずぶとい
221(252)-94-121(156)-105-113(100)-35 *S0
かふんだんご / ヘドロばくだん / いかりのこな / キノコのほうし
相手がこちらの構築を誤認することを期待して採用した幸運の置物枠だと思っていたが、実際にはトリルプランをより強固にしたり、対処がめんどくさいこの指+ドドゲザンに対して選出したり、Aキュウコンにテラス切って抗ったり、寿司に弱い行動を強要したり、とかなり器用なポケモンだった。
邪な目的で採用したにしては強かったし、そうしなかったとしても結局このポケモンに行き着いていたと思う。
カラミンゴ @ おんみつマント
テラスタイプ: はがね
特性: きもったま
性格: ようき
157-167(252)-95(4)-85-84-156(252)
ブレイブバード / ダブルウイング / インファイト / おいかぜ
威嚇無効で見えない追い風により特大のリターンを奪うことができるため、初手投げの軸として大いに活躍した。
このポケモンの問題点として、襷で採用すると飛行技が威力命中率ともに低いダブルウイングに限られるという点があるが、隠密マントで採用することにより、ブレイブバードを使うことができ、相手を安定して高火力技でしっかり殴ることができた。
また、隠密マントカラミンゴはオオニューラ対して、猫騙しで怯まずフェイタルクローに怯えない、という点で非常に強く、その役割を完遂するためにダブルウイングは外せなかった。
そのため、まもるを採用できなくなったが、そこそこの耐久と素早さがあるためあまり気にならなかった。
カラミンゴで追い風をしつつ殴らなくてはならない対戦は、カラミンゴに鋼テラを切りつつ、周りのポケモンでカラミンゴのHPを残すように立ち回ったが、ヒンメルとガブリアスが地震を打てなくなる点には注意が必要である。
あと、ガチトリルの方のカラミンゴは鉢巻っぽいっすね。じゃあ猫安定やね。
ガブリアス @ こだわりハチマキ
テラスタイプ: じめん
特性: さめはだ
性格: ようき
183-182(252)-116(4)-90-105-169(252)
じしん / じだんだ / ドラゴンクロー / アイアンヘッド
カラミンゴと共に初手に投げて追い風の隙を作る運用が基本であり、トリルプランの4体目として選出することもあった。
ポリ2の飛行テラと非常に相性が良く、地震に対して後投げされるカイリューに対して、ポリ2が有利であるため、相手のカイリューの後投げに対して1/2を当てに行くのではなく、むしろ地震を積極的に打つべきである。
あまり語ることはない、こいつをうまく通せる対戦は勝てるし、通せなそうな時は出さない、そんなポケモン。
選出
追い風とトリルのどちらをすべきか(またはそれらが必要ないか)を考え、それに対応する選出をしていた。
具体的には下の通り
・カラミンゴ+ガブ
イッカネズミ+ガチグマ+コノヨザルなどに対する投げ方。地震でまもる択を拒否しつつ削りまくる。裏はポリ2ヒンメルがほとんど
・カラミンゴ+ポリ2
命懸けコノヨザルやオオニューラ+Aキュウコンに対する投げ方。ポリ2のまもるや隠密鋼テラ追い風でテンポをとる。
・カラミンゴ+ガオガエン
追い風が必要でカイリューやガブが初手にきそうな時の投げ方。
・ポリ2+ガオガエン
追い風が不要でトリルが必要になる可能性のある時の投げ方。具体的にはアシレーヌゴリラドドゲザンオオニューラのような構築に対しての投げ方であり、相手のアシレーヌとこちらのポリ2の素早さ関係からヒンメルを通すためにトリルが必要かどうかを判断する。
・ポリ2+ヒンメル
トリルしたいがこちらのガオガエンが裏目になりそうだと感じた際の投げ方。ちょっと辛い投げ方なので初手ドドゲザンにぶちかまし+テラバースト集中したり、初手コノヨザルを飛行テラバースト+地震で破壊したりしていた。
戦績
終わりに
非常に苦しい1ヶ月でしたが、最終的には自分の得意なリターンの高い初見殺し構築を握れてよかったです。
11/21,22,23に所属している京都大学ポケモンサークルが学祭に出展するのでぜひいらっしゃってください。自分はS21で1900をとった時の構築記事を会誌に寄稿させてもらっています。
【special thanks】
隠家開けてくれたouncer、一緒に潜っていたポポ、ゆ〜き
各地で潜っていた京ポケの皆さん
ダブルバトルの配信をしてくださった皆様(おかげでモチベを保てました😆)
なるぬち(ヒトカゲ)
もんむり(ワニノコ)
りんかうす(トロピウス)
きてふわき
僕らの別荘
チョッキー
コーラ